設立趣意書
平成15年4月に施行された自然公園法の改正を見据え、社団法人日本アルパインガイド協会と日本山岳ガイド連盟が統合され、社団法人日本山岳ガイド協会(以下ガイド協会)が設立され、5年が経過し、その間、ガイド協会では、ガイド資格制度の確立を行い新たな山岳ガイド・自然ガイドを検定試験の元に認定し、また環境省自然公園指導員の拡充など自然環境保全活動の成果を着実に結んできました。ガイド協会にとって、次の課題として求められているものが、ガイド組織の強化です。これは、全国の各地域、地方にそれぞれ適切なガイド組織を求められているという社会的状況の変化があります。地域レベル、県レベルのガイド組織の拡充の必要性が問われています。その理由は環境保全の推進とともに、自然公園の適切な利用の指導者として山岳ガイド・自然ガイドの組織能力を地域から要求されていることにあります。こうした動きに応えるべく、ガイド協会においても、県レベルでの組織設立が急務となってきています。
神奈川県においても丹沢をはじめとした山岳地域では、著しい自然環境の崩壊に対して何らかの措置を講ずる動きが起こっています。こうした中、自然公園、山岳地域の適正な利用を目指す山岳ガイド・自然ガイドの役割は増してきています。これが「かながわ山岳ガイド協会」設立における前提となっています。
神奈川県に位置する丹沢山塊は、首都圏の多くの登山愛好家に親しまれ、首都圏岳人のランドマークといっても過言ではありません。こうした地理的条件を加味した名前をもって、「かながわ山岳ガイド協会」を設立、首都圏に在籍する山岳ガイド、自然ガイドおよび自然に関心を持つ県民、国民に広く参加を呼びかけ、神奈川県に活動の中心軸を置いた山岳、自然ガイド組織としたい所存です。
この組織は、登山の安全と自然の保護に関する教育指導者(山岳ガイド、自然ガイド)の育成に関する事業、自然災害における救難救援活動を支援し、神奈川及びわが国における安全登山の普及・発展に寄与し、自然公園の管理・維持の機能を高め、自然環境保全活動の推進を図ることを目的とします。
平成19年4月2日
法人の名称 特定非営利活動法人 かながわ山岳ガイド協会
設立代表者 武川 俊二
沿革
平成18年3月1日 | 日本アルパインガイド協会より14人が退会してかながわ山岳ガイド協会を設立した。 |
4月1日 | 社団法人日本山岳ガイド協会に加盟。 |
平成19年2月13日 | NPO法人設立総会を開く。 |
4月17日 | 神奈川県にNPO法人申請。会員数24名となる。 |
7月12日 | NPO法人設立登記。 |
組織図
会員一覧
事業内容
NPO法人かながわ山岳ガイド協会は、広く県民及び国民に対して自然環境保全と登山の安全に関する教育指導者(山岳ガイド、自然ガイド)の育成に関する事業を行うとともに、自然災害時における救難救援活動を支援する事業を行います。そして神奈川及びわが国における自然公園の管理・維持の機能を高め、安全登山の普及・発展に寄与し、自然環境保全活動の推進を図ることを目的としています。
この法人は,山岳活動分野のプロフェッショナルとして分野を越え連合した組織を目指し,広く関係分野の団体との連携と融合を図って,当面する自然環境や自然体験活動における課題を解決するために活動し、社会や県、国に提言等を行っていきます。
かながわ山岳ガイド協会の事業内容
- 登山・自然体験教育指導者(山岳ガイド・自然ガイド)の養成及びガイド資格取得のための研修、講習。
- 登山・自然環境保全に関する研究及び普及啓発事業。
- 青少年の自然環境教育、自然体験活動の支援事業。
- 登山及び自然環境保全の活動を行うために必要な施設の運営。
- 中山間地域及び山岳地域における災害時の救難救援活動。
- その他、この法人の目的達成に必要な事業。
講師派遣
NOP法人かながわ山岳ガイド協会では、登山・山岳技術講習をはじめ、自然体験、森林教育、自然環境、救助・危機管理技術などのテーマを中心に、 講座・研修会や参加型ワークショップの講師、アドバイザー、コンサルタントを派遣いたします。内容や予算に関してはご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。
講師について
講師はNPO法人かながわ山岳ガイド協会の会員(社団法人日本山岳ガイド協会の認定山岳ガイド)が担当いたします。
●登山・山岳のプロフェッショナル
●施設管理・運営の専門家
●危機管理・危急時対策の専門家
●リーダー、指導者教育の専門家
●レスキュー技術の専門家
などを構成メンバーとしています。
対象
一般 (山岳会、職場サークル、大学、高校等の山岳クラブ)
一般企業(自然体験学習を通じた開発教育、研修等)
小学生、中学生を対象とした自然体験学習
指導者向けの研修
行政担当者、消防、警察の担当者向け技術講習
講師派遣に関する諸経費
講師料
講師派遣の諸経費として以下の料金を申し受けておりますが、随時ご相談に応じます。
(全て税込価格)
NGO/NPO・大学・学校・一般山岳会など | 政府機関・地方自治体・行政関連団体 | 営利団体 | |
基礎講座 | ¥31,500 (~2時間まで) ※2時間を越える場合は1時間につき ¥10,500 |
¥42,000 (2時間まで) ※2時間を越える場合は1時間につき ¥13,650 |
¥52,500 (2時間まで) ※2時間を越える場合は1時間につき ¥16,800 |
実技研修 ~8時間 |
¥84,000 | ¥111,300 | ¥138,600 |
2日間 | ¥126,000 | ¥157,500 | ¥210,000 |
3日間 | ¥189,000 | ¥220,500 | ¥273,000 |
※基礎講座講師は、1名 30名まで
実技研修講師は、15名まで。
16~25名までは、1日に付¥63,000
26~40名までは、1日に付¥126,000加算されます。
旅費・交通費・宿泊費
実費相当額
テキスト代
実費相当額
資料作成費
配布用資料を当方で作成する場合、実費相当額
支払方法
講師料等の受取人は講師本人ではなく、当協会とさせていただきます。
講師派遣実施後、1週間以内に当会所定の口座までお振込み願います。
その他のお知らせ
・講師派遣内容・講師料に関しては随時相談に応じます。
・紹介しているプログラム以外のワークショップ、講義、研修会、シンポジウムのコーディネーターなどもお受けします。
・セミナー、プログラムの企画立案などのご相談にも応じます。
・全国各地への講師派遣を承ります。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
お申し込み方法
以下の要領でお申込みください。
1.依頼書に決まっている範囲で記入する。
- 講師派遣依頼書
・html版の場合→依頼書ページをプリントアウトして記入する。
・PDFファイルをダウンロードする
・郵送またはFAXでの送付を希望する。
2.添付書類を用意する。
- 添付書類
・主催団体の組織概要・活動概要がわかるもの
・講師派遣先事業の企画内容がわかるもの(企画書・広報用ちらしなど)
3.書類が用意できたら、当協会に送付する。
内容やご予算などのご相談にも応じております。
●送付先・問合せ先:
特定非営利活動法人かながわ山岳ガイド協会
〒228-0001 神奈川県座間市相模が丘3-53-7
FAX:046-252-6857
E-mail: take@oct.email.ne.jp